今働きながら子育てしているママたちは、これまでとは全く違った葛藤を抱えているのではないでしょうか。なぜなら従来の夫や子どもを通してしか女性が自己実現できなかった社会に比べて、今は女性が自分を通して自己実現ができる社会だからです。
国をあげて女性を応援する気運の中では欲すれば手が届くところに自己実現の機会があります。でもやっぱり家庭を優先させる方が良いのではないか?正解はどこにあるのか?前例がないから手本を見せてくれるロールモデルもいません。
今働きながら子育てしているママたちは、これまでとは全く違った葛藤を抱えているのではないでしょうか。なぜなら従来の夫や子どもを通してしか女性が自己実現できなかった社会に比べて、今は女性が自分を通して自己実現ができる社会だからです。
国をあげて女性を応援する気運の中では欲すれば手が届くところに自己実現の機会があります。でもやっぱり家庭を優先させる方が良いのではないか?正解はどこにあるのか?前例がないから手本を見せてくれるロールモデルもいません。
そこで思うのはキャリアも子育ても両方を100%の力でやるのは難しいということです。自分はたった1人で100%の力しかないのでそれを分ける必要があります。だから今子育て中でキャリアが中途半端になってしまっても、働いていなくても心配しなくて大丈夫。
女性だからこそエンジョイできるライフステージがあります。妊娠も出産も女性だけができる経験です。物理的に子どもがママを必要とする時間は案外あっという間に終わってしまいます。ですからそれを思いっきりエンジョイするために、その間キャリア構築のスピードが遅くなるのは損失でもなんでもなく、自分らしい幸せな人生を生きる上での幸せな妥協だと思っています。
どんどん出世して行く周りを見て焦る気持ちも、喪失感も、自分で決めたことなら乗り越えられます。そんな時期もすぐに終わりがきます。子育てってそのくらいあっという間なのです。その後には自分のキャリアに100%の力を注げる時がきます。
大切なのは、どんなライフステージにあっても母・妻・娘という役割以外の「自分」の人生を止めないことです。社会の変化に敏感に対応し、情報収集をし、自分の知識とスキルをアップデートし、少しずつで良いから経験を積み重ね前進し続ける。そうして自分のキャリアに100%の力を注げる時のために準備をする。
こんな子育てとキャリアの両立の方法もあります。
▼教えてくれたのはボーク重子さん
ICF会員ライフコーチ。福島県出身、米・ワシントン DC 在住。30歳の誕生日前に渡英、ロンドンにある美術系大学院サザビーズ・ インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、フランス語の勉強のために訪れた南仏の語学学校で、アメリカ人である現在の夫と出会う。1998年渡米、出産。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。 2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に 「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。また、一人娘スカイさんは2017年「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝。多くのメディアに取りあげられた。現在は全米・日本各地で、子育て・キャリア構築・ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開中。著書に『世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)などがある。
著書:パッションの見つけ方
子どもの非認知能力を効果的に育む鍵はパッション。ママのパッションが更にお子さんの非認知能力を高めます。(小学館)
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