スマホ育児は悪いこと?

スマホ育児に後ろめたさを感じる必要はない、と思っています。その理由は3つあります。お母さんが笑顔でいられる育児が最高の育児。家事をぱっぱと片付け笑顔で子どもと向き合うためにスマホが役立つなら使うことに問題はないのではないでしょうか。

ITが使えることが当たり前の現代では子どもの頃から新しいテクノロジーを使いこなせることは必須のスキルの一つです。そしてスマホはコンテンツを選べば有効活用できます。

実はスマホ育児には良いことがたくさんあるのです。でもスマホ育児がポジティブに機能するかどうかは「あること」にかかっています。それはルール。ルールには「こういう時はこうする」という決まりがあります。それが満たされていたら罪悪感を感じる必要はありません。

今回はスマホ育児がポジティブに機能しやすいルールの作り方をご紹介します。

 

コツ1:シチュエーションの設定

どんな時にスマホ育児が必要か?例えば外出時や炊事の時など親がスマホ育児が必要なシチュエーションを特定します。「このシチュエーションの時はスマホ育児をする」という自分の中での「ここまでならOK」という線引きをします。これがあるからこそその範囲内でなら後ろめたさの代わりに自分にOKを出せるようになります。

 

コツ2:子ども主導

4歳以上のお子さんの場合は是非ともお子さん主導で家族会議で見ていいコンテンツなどスマホの使い方ルールを決めます。自分で決めたことには責任感が伴いますから守る確率が高まります。反対に親に押し付けられたルールには責任を感じませんから守ろうとしません。コンテンツ選びの際は是非とも子どもの声に耳を傾けましょう。子どもがどんなことに興味を持っているのか知る良い機会です。

子どもがもっと小さい場合は、 親が見ても良いチャンネルを決めましょう。

 

コツ3:例外を減らす

大切なのは親が「今日は忙しいからいいや」など自分の都合や感情で子どもと決めたルールを変えないことです。ルールに例外はつきものですが、例外が多くなればなるほどルールに意味がなくなり、スマホ育児に依存するあまりありとあらゆるシチュエーションで多用され、子どももそれを期待し、ルールを守らなくなります。結果として子どももスマホに依存するようになりかねません。

ルールを決め、ルールに沿ってスマホ育児をするなら子育て中の親にとっても子どもにとってもプラスの面がたくさんあると思います。

 

 

▼教えてくれたのはボーク重子さん

ICF会員ライフコーチ。福島県出身、米・ワシントン DC 在住。30歳の誕生日前に渡英、ロンドンにある美術系大学院サザビーズ・ インスティテュート・オブ・アートに入学。現代美術史の修士号を取得後、フランス語の勉強のために訪れた南仏の語学学校で、アメリカ人である現在の夫と出会う。1998年渡米、出産。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン。 2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に 「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。また、一人娘スカイさんは2017年「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝。多くのメディアに取りあげられた。現在は全米・日本各地で、子育て・キャリア構築・ワークライフバランスについて講演会やワークショップを展開中。著書に『世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)などがある。

 

著書:パッションの見つけ方

子どもの非認知能力を効果的に育む鍵はパッション。ママのパッションが更にお子さんの非認知能力を高めます。(小学館)

 

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